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「面白い」とか「つまらない」とかいった価値判断の基準すら失ってしまうための思考法


上記エントリが言いたいことは要するに「考えることを放棄しろ」ということだろう。「必要以上に」とか「極度の」とかいった言い訳めいた修辞がつけられてはいるのだが、どの程度が必要であり適度である水準であるのかは一切示されていないのだから事実上これらの言葉は何も言っていないに等しい。深読みと反省を失うことで過去を切り捨て、即断即決という名の思考停止に陥った人間が「能動的」に自分に向かって働きかけてくる様子を想像するとぞっとする。
なるほど考えることを放棄すれば「つまらない」という感覚も消滅するのだろうが、しかしそれは同時に「面白い」と感じる能力も失うことだろう。そもそも人生を「つまらない」とか「面白い」とかいった陳腐な形容詞で表現できるものとして捉えようとする価値観そのものがつまらないものだとしか言いようがない。「頼れる社会人」だかなんだか知らないが、私は事務処理機械にはなりたくない。